劇場公開日 2014年9月13日

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「散りばめられる、銀河の伏線。」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー [#D2TV]さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0散りばめられる、銀河の伏線。

2020年6月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

エンドゲームまでの(厳密にはFFHまで)、
インフィニティ・サーガを全て見終わった後での
復習としての鑑賞。
コロナ後の映画館の計らいで、
スクリーンにアベンジャーズが帰ってくるということで、
こちらを映画館では観たことがない上、
非常に大事な作品なので、鑑賞。

私が本作を最初に観た当時は、
正直内容もはっきり覚えていないというか、
分からない箇所が多かったのだと思う。
それが今観たら、こんなに重厚な内容だったのかと。

オープンニング部の映画史上最高傑作とも噂される、
ピーターのソロダンスタイム。
これを観に来たといっても過言では無い。
そして、エンドゲームの余韻も味わえる。

インフィニティストーンとして、非常に使い勝手が良く、
かのサノスもメイン使いしていた
パワーストーンであるオーブ。
初見ではあまり良くわからなかったのだが、
改めるとその凶暴さや、綿密な脚本が感じられる。

物語は実は単調でそのオーブを巡るサーガに
クイル率いる守護団が巻き込まれていくかと思いきや、
クイル自身の出生にも迫っていくというストーリー。

一見無駄な要素である、ピーターの音楽好きという点も、
物語に深みを与えてくれる重要な役割をテンポとして昇華させている。

また余談だが、久しぶりにこの一作目を見たら、
クリスプラットがかなり痩せてるなと感じた。

この後の各映画よりも、それぞれのキャラクターに
深いところまで、スポットを与えてくれるので、
今のタイミングで見られて本当に良かった。

最後にアペンディクスとして、
自分が行った映画館の当上映帯には、
観客が私含めて2人だけで、かなり贅沢な使い方が出来た。
本作品は音楽が非常に重要な役目を果たすので、
周りをそこまで気にせず楽しめて、
かなりLTVが高い鑑賞が出来た。

[#D2TV]