劇場公開日 2013年5月18日

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「なにこれ?」クロユリ団地 だくまんさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0なにこれ?

2013年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

寝られる

怖くない、つまらない。

共感できる人物像を、演出面でも演技面でもストーリー面でも示せなかったため、どこか学芸会を見ているような気分にさせられた。
何よりも、ホラーの根幹にある「面白さ」の面で、最低ランク。

どうした、監督。
どうした、プロデューサー。

まったく、登場人物達に共感できなかったぞ。
これは隣で見ていた友人も同じ意見だったので、私だけの感覚では無かったはず。
そもそも、恐怖の根幹であるものの背景が、なんぼなんでも薄すぎる。
リングの貞子や呪怨の伽椰子は、どうして恐怖の対象となりえたか、よく考えてみてほしい。
彼女らの恨みに恐怖はしても、怒りは覚えなかったはず。

ホラーというコンテンツを、深い洞察や豊かな感性でなく、ただ稚拙な方程式にのせ、「これやっときゃ怖がるだろ」という、映画ファンを見下した作りにみえるのだ。

Jホラーの将来を考え、悲しくなってしまった。

TVの「クロユリ団地 序章」を見ている人は、DVDが出てから見ることをお勧めする。

最後に、演技について。
前田敦子の演技に関しては、もはや言うことはない。覚悟してみたし、そのレベルだかったから。これからも変わらないのだろう。
手塚里美は、こんなに下手だったか?。特に最終盤のお遊戯レベルのあれは酷かった。
成宮は下手とは思わない。ただ、トレンディドラマの演技をそのままもってきた感じ。人間観察が観察が足りていない。映画では、TVや舞台より、もっと抑えていかなければ、宝塚のようになってしまうのだ。演技はド下手だけど、なぜかホラー映画で説得力がある柳憂怜が近くに居るのだから参考にできた筈だが。

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だくまん