劇場公開日 2013年5月11日

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「面白かった!!」探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 きむりんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0面白かった!!

2013年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

泣ける

笑える

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この探偵は、特に事件を解決したりはしない。
謎解きなどこのシリーズには必要ないのだ。(だいたい原作があるんだから、読んだ人には犯人なんて分かっているんだしね)
結末までの探偵と高田の活躍をみて楽しむのがこの映画の正しい見方なのだ。

原作を先に読んでしまったが、キャストの発表時にヒロインとしてバイオリニストが付け加えられていたときは、「なんだ?話題づくりか?」と思ってしまったが、映画を見てこれは間違いだったと気づいた。
原作ではただのオカマだったマサコちゃんの死ぬまでの短い人生、ヒロインとの関係性によってもっと深いものとして感動すら与えたのだ。これはもう原作越えだと思う。

お約束になりつつあるいつもの顔ぶれの登場シーンも楽しい。
濃厚といいつつ、かなりコミカルなお色気シーンも微笑ましく思える。
台詞の少ない高田の存在感は1より増している。
そして後で知ったのだが、探偵があまりにも理不尽な理由からマサコちゃんを殺した犯人に対して、怒りを通り越し、やるせなさから、逃げる犯人を追いかける事もできず、涙を流すシーンがあるが、これは台本にはなかったらしい。
前作でも列車の中で「スピード上げてくれ!」という台本にない名台詞が生まれたが、今回も俳優大泉洋の真髄を見た。

私が見に行った日は5、60代の年配者が多く居た。とても楽しそうに見ていたのが印象的だった。
私もまだまだこの2人の活躍を見てみたいと思う。

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きむりん