劇場公開日 2013年6月8日

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「【”恋する相手に学歴、社会的地位,障害など関係ない!”マルチプレイヤーの星野源と夏帆の魅力炸裂作品である。】」箱入り息子の恋 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”恋する相手に学歴、社会的地位,障害など関係ない!”マルチプレイヤーの星野源と夏帆の魅力炸裂作品である。】

2023年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■市役所の職場と自宅を往復する毎日を送る健太郎(星野源)は、彼女いない歴=年齢の35歳。
 見かねた両親が親同士が婚活する“代理見合い”に参加し、お見合いをセッティングする。
 健太郎はそこで出会った、病気で視力を失った美女・奈穂子(夏帆)に生まれて初めて恋に落ちるが…。

◆感想

・夏帆さん出演の映画は全て鑑賞したと思っていたが、甘かった。
 取分け今作の盲目の奈穂子を演じた夏帆さんの抑制した演技故か、彼女の美しさが際立つ作品である。

・星野源さんは、殆どTVを見ない私が、唯一楽しみにしているNHKの”LIFE"でのコミカルなキャラクターを演じる姿が印象的であり、マルチプレイヤーだな・・、と思っていた方であるが、今作でもその魅力を十二分に発揮している。

<いやあ、本作面白かったです。社会的な色んな壁を乗り越えて結ばれる健太郎と奈緒子の姿がグッと来ました。
 特に、吉野家の二つのシーンは良かったな。
 一つは二人で牛丼を食べるシーン。もう一つは対面で、奈緒子が白杖をついて、一人で吉野家に生き注文する姿を対面で心配そうに見ている健太郎の姿。
 ルッキズムへのシニカルな視点も含め、佳き作品であると思います。>

NOBU