劇場公開日 1958年12月28日

「痛快、爆笑、かっこいい。涙が出た。」隠し砦の三悪人 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0痛快、爆笑、かっこいい。涙が出た。

2021年10月5日
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午前10時の映画祭。
実に43年振りに映画館の大画面で鑑賞。
前回は高校生の時、「影武者」制作中で東宝さんがリバイバル公開してくれてたんだと思う。
「用心棒」「椿三十郎」「隠し砦の三悪人」の今では考えられない三本立て。
邦画ってこんなに面白かったんだと一気にはまってしまった。
当時は洋画のパニック映画、今で言うディザスターフィルム全盛期で、邦画は東宝が百恵ちゃん、松竹は寅さん、東映がトラック野郎(ジャッキーチェンの初期の作品はトラック野郎の同時上映でした)、日活はロマンポルノ。唯一角川映画が頑張ってた。

レンタルビデオ店もない時代、名古屋や京都の名画座へ黒澤映画や岡本喜八の映画がかかると電車で片道二時間かけて観に行ったなぁ。懐かしい。

東宝シネスコープのマークにパッパパー、佐藤勝さんのテーマ曲。もうワクワクが止まらない。
加藤武さんの落武者本当に馬に頭蹴られてるし。
群衆シーン、火祭、裏切り御免、六郎太っ!、もちろん三船さんの馬上で両手離して刀構えて、、、
もう次から次へ痺れて涙が出てきた。
かっこいいもの観て涙って出るんだ。

午前10時の映画祭に感謝。
朝、一回だけじゃなくて夜もすればいいのに。
TSUTAYAやGEOともタイアップすればいいのに。
もったいないですよ。

東宝さんも、古い宝物定期的にリバイバル公開してください。

大吉
活動写真愛好家さんのコメント
2023年6月8日

黒澤明監督の作品は特に東宝の作品は「用心棒」と「椿三十郎」以外はビデオ化が遅かったと思います。それを知らずに町中のレンタルビデオ店巡りをしてました。31年くらい前です。

活動写真愛好家
kazzさんのコメント
2021年11月10日

岡本喜八と三船敏郎、確かにこのコンビも良いですよね。
二人で大映に乗り込んだ「座頭市と用心棒」はシリーズの中で異彩を放ちます。「 日本のいちばん長い日」の阿南陸軍大臣は三船にしか出せない迫力でした。

kazz
kazzさんのコメント
2021年11月10日

黒澤明と三船敏郎、間違いなく世界の映画史に名を刻むコンビです。
昔は土曜日の夜にオールナイト上映をやる映画館が多くて、昼間のロードショーとは別の作品をだいたい3本立てでやってました。監督縛りとか主演縛りの組み合わせもよくありました。
でも黒澤明3本立ては、ちゃんとした企画上映だったんでしょうね。ワクワクする企画ですね。
2時間かけて都会の映画館まで行かれてたんですね。私は高校までは自転車を1時間強こいで、峠を越えて映画館に行ってました。上京したときは、名画座の存在が金のない学生にはありがたかったです。

kazz
星のナターシャnovaさんのコメント
2021年10月12日

「用心棒」「椿三十郎」「隠し砦の三悪人」
この三本立ては凄い!!
「午前十時の映画祭」でここ数年の間に分けて観ましたが
三本立てで一日かけてやって欲しいですね。
面白すぎます!!

星のナターシャnova