オーファンズ

解説

ケン・ローチ映画常連のイギリスを代表する名優、ピーター・ミュランの初監督作。自身の母を亡くした思い出をベースに、愛する母親を亡くした4人の子どもたちが葬儀を前に様々な騒動に見舞われる姿を、ユーモアを織り交ぜエキセントリックに描く。

1998年製作／101分／イギリス
原題：Orphans
配給：ゼアリズ
劇場公開日：2003年1月11日

ストーリー

ママが死んだ夜、長男のトーマスは泣きじゃくり、パブで追悼の歌を歌った。彼をからかう酔客とケンカした次男マイケルはナイフで刺されるが、労災金をせしめようと画策する。脳性マヒで車椅子の妹シーラは、見ず知らずの家庭のパーティに紛れ込む。末っ子のジョンは、兄たちの仕返しに、とライフルを手にする。そして襲いくる嵐。一夜が明けるとママの葬儀の日。どなり、ののしりあい、散り散りとなった4人のみなしごは、愛するママを天国に送り出すことができるのだろうか……。