Body Thrill ボディ スリル

劇場公開日:

解説

孤独な女暗殺者の生き様を描いたハードボイルド。監督・脚本・撮影は、本作品で監督デビューを果たした「六本木フェイク 傷だらけの天使たち」の撮影監督・としおかたかお。主演は松川友絵理。R指定。

1998年製作/87分/R/日本
配給:シネロケット
劇場公開日:1998年2月28日

ストーリー

幼い頃に父を失い、父の親友のジェームスという男に暗殺者として育てあげられたケイ。そんな彼女が、ロスから日本へ戻ってきた。ターゲットが男であろうと女であろうと、決して銃は使わず、自らの肉体を駆使して獲物を消す。それが彼女のやり方だ。エージェントのプロヴァイダーであるヨーコからの依頼を、そうしてこなしていくケイ。ある日、偶然知り合ったバーのマスター・嶋田に恋をしてしまう。打算なしで、初めて愛した男。ところが、彼は裏の世界に暗躍する悪の組織の幹部だったのである。ケイが嶋田に特別の感情を抱いていることを知ったヨーコは、彼女を嶋田暗殺計画から外した。ケイの父親を殺したのが、本当はジェームスだったことを知る彼女は、親友をも殺さねばならない暗殺者の辛い宿命を、ケイに味わせたくなかったのだ。しかし、ケイはヨーコの意思に背き、嶋田の命を守ろうとする。ところが、嶋田はヨーコを殺害したばかりか、ケイにまで牙をむいてきたのである。冷酷な嶋田に、ケイの殺し屋としての血が沸く。彼女は嶋田を殺すと、自らも海に身を投げて姿をくらますのであった。

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