ニホンザル モズ 26年の生涯

劇場公開日:

解説

地獄谷猿公苑に集う一頭のメスザルの生涯を、都合19年間にも渡って追い続けた記録映画。演出を担当したのは群像社を率いる「」の岩崎雅典。モズを中心としたサルたちを、人間と同じく尊厳をもって描いた力作。16ミリ。

1998年製作/52分/日本
劇場公開日:1998年12月24日

ストーリー

1971年、志賀高原で生まれたメスザルのモズ。生まれながらにして四肢に障害をもっており、そういったサルは通常、短命に終わることが多い。しかしモズは若くして子供を生み、人間でいうならば50才になろうかという年齢で、またもや出産を経験する。そういった長生きの要因はモズの母親が彼女を大事に育てたからで、地面を這いながらも母親と同じように大事に子供達を育てていくモズの姿に、母親の逞しさが見てとれる。年老いて、大家族に美馬もらえながらの毎日。だが、1997年に家族が中国の動物園に送られてしまい、身体を壊しがちだったモズは同年の7月に息を引き取ってしまう。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5【生まれながらにして四肢に障害を持ったニホンザルの生涯を追うドキュメンタリー作品。心身に病を持つ方々に観て貰いたいドキュメンタリー映画である。】

2023年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

ー イキナリで恐縮であるが、私は30代半ばまでエクストリーム登山をして来た。
  故にニホンカモシカがイキナリ登山道ではない所に仰臥していたり、熊と遭遇したりして来た。
  だが、日本では自然のニホンザルと会った事がない。それだけ、敏感な動物なのだろう。
  だが、今作は長野県地獄谷野猿公苑にやって来るニホンザルの四肢に障害を持ったモズの姿を長年捉えた貴重なドキュメンタリー作品である。-

◆感想

・四肢に障害を持ったモズが、長命(人間に換算すると70歳を超えるそうである。)を保ち、自身の子供が子を持つ中、自身も子を生む姿が沁みる。

・今作はモズの子供達が彼女を気遣いながら、生きる姿も印象的である。
ー モズが高齢出産をして、子が死んだときにその亡骸を離さない姿。母性であろう。-

<今作は、劇中でも語られている通り、1971年に生まれたメスのニホンザル・モズが、7歳の春に初めて子供を産んだ後に、手足の不自由なモズが子育てをできるのだろうかと、不安と共にカメラを回し始めたドキュメンタリー作品である。
 以来19年間、長野県地獄谷野猿公苑にやってくるモズの家族と群れの姿を捉えた渾身の記録でもある。
 私が言いたいのは、心身共に不調を感じつつ、日々懸命に生きる人たちに今作を観て頂きたいという事である。
 いつか、暗い世は開けると私は願っています。
 特に”あるレビュアーの方”に捧げたい言葉です。>

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