誰かが殺される

劇場公開日:

解説

“講談倶楽部”所戦島田一夫の“殺人環状線”から星川清司が脚色、「リンゴ村から」の斎村和彦が監督するサスペンスドラマ。主な出演者は「君を愛す」の川上康子、高英郎、「第三非常線」の矢島ひろ子、ほかに月田昌也、清水谷薫、二木てるみなど。

1957年製作/38分/日本
劇場公開日:1957年1月9日

ストーリー

東京のある盛り場。アパートの一室で通称ミッキーことドル買の三木島喬一が毒殺されていた。当夜は情婦ナオミの部屋でドル集めをしていたのだが、金のことから仲間のためウィスキーに青酸加里を入れ殺されたらしい。だがナオミの妹で女子医大生香代子の自首で、事件は新展開を見せてくる。庄司部長刑事の聴取から彼女が、姉を苦しめた上、自分に迄言い寄る三木島にカッとなり、彼の蜜柑好きを利用して蜜柑に青酸加里を注射し物蔭から見張っていたが、三木島ともう一人の男が部屋に入って来たので恐くなり、逃げ出してしまったことが判る。解剖の結果、香代子は加害者でないことが判明。ドル買仲間と推察される犯人が毒入り蜜柑を持って出たらしいと、庄司はパトロールカーに緊急手配。事件当夜、目撃した予想屋の宮原が逮捕されたが、蜜柑のことなど何も知らぬ様子である。遠藤刑事と香代子が宮原を追う一方、ドル買の寺部達もドル紛失の件で宮原を求めていた。彼の自供では三木島と彼が別れた後第三の男が三木島を殺し、紙幣と蜜柑を持去ったらしい。ナオミの話で宮原と親しい予想屋村上が捜査線上に浮び上る。その頃、情婦なつの焼鳥屋へ現われた村上。彼のさげたスーツケースには緑色のドル紙幣と一個の蜜柑が入っていた。そこに現われた寺部は、ドルの行方が判るまで躯を預かろうと村上に強要し格闘となるが、急ぎ駈けつけた庄司や遠藤に逮捕されてしまう。問題の蜜柑も香代子が見つけ、庄司の激励で、ナオミと香代子姉妹は新生活に出発する。

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