浪曲天狗道場

劇場公開日:

解説

ラジオの番組をもとにした「浮かれ狐千本桜」の八住利雄の脚本を、「こんな奥様見たことない」と同じく仲木繁夫が監督に、宗川信夫が撮影に当る。主演は「火の女」の北原義郎と「螢の光」の矢島ひろ子。

1955年製作/55分/日本
劇場公開日:1955年1月22日

ストーリー

寿司やの主人長五郎は大の浪曲好きだが、ラジオの浪曲天狗道場に一回も合格しない。彼の娘静子に惚れた質屋の若旦那芳三に、長五郎は天狗道場に入門を許され、初段に合格したら娘を嫁にやると約束する。喜んだ芳三は浪曲物真似前田勝之助について稽古を始める。だが静子には楽器屋の店員で徹という恋人があった。然し徹は大の浪曲嫌いなので、長五郎は烈火の如く怒り、二人の恋は難行する。芳三は道場の入門は許されたが初段には落ちる。次にラジオから聞えたのは徹の声で、見事初段に合格した。彼は恋の為に秘かに練習したのだ。かくて二人は結ばれた。

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