旗本退屈男 八百八丁罷り通る

劇場公開日:

解説

西原孝と佐藤宇之助の企画で佐々木味津三の原作から「若君罷り通る」の鈴木兵吾が脚本を書き「忠治旅日記 逢初道中」の佐々木康の監督で「銭なし平太捕物帳」の伊藤武夫が撮影している。出演者は「花吹雪男祭り」の市川右太衛門、「女といふ城 夕子の巻」の乙羽信子、SKDの川路龍子、新人白谷いづみと嵯峨美智子に、岡譲二、進藤英太郎、原健作、高杉早苗などの助演者たちである。

1953年製作/93分/日本
原題:Sage Feels Ennui
配給:東映
劇場公開日:1953年1月22日

ストーリー

元禄の江戸、続く泰平に退屈しきっていた早乙女主水之介の活躍の時が来た。若年寄井伊美濃守の推挙で将軍家に召かかえられた兵学者大友白雲斎を怪しいとにらんだ大岡越前守から主水之介に協力をたのんで来た。美男小姓霧島京彌は白雲斎の道場へ内弟子として潜入した。果せるかな白雲斎は徳川転覆の豊臣残党を指導していたが、越前の活動を探知するや彼が昔すてた女おれんとその娘お光を掌中におさめていた。夜釣に出かけた主水之介は田丸忠左衛門の短銃で射たれ川中へ消えるが、柩まで出された彼が、小石を投げて堀の深さを計る田丸の現場をつかんで大岡邸へ走った。主水之介の無事な姿に喜びをかくせなかったのは越前の娘萩江だった。白雲斎は遂におれんの切札を出し越前を失脚させようとしたあげくおれんをわがものとしようといどみかかった。京彌はこれらを逐一見とどけ主水之介へ注進、彼は注進を受けて白雲斎の道場へのり込み、彼の陰謀をあばいた。白雲斎は自ら道場に火を放って、主水之介のために討たれた。

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