西遊記(1952)

劇場公開日:

解説

高桑義生の企画で、中国の著名な空想小説から「阿波狸屋敷」の八尋不二が脚本を書き、「銭形平次・恋文道中」の冬島泰三が監督に当たり、「瞼の母(1952)」の牧田行正が撮影を担当している。出演者は、「修羅城秘聞 双龍の巻」の坂東好太郎、「阿波狸屋敷」の日高澄子、花菱アチャコ、南米への旅から帰った伏見和子、久しぶりの映画出演の徳川夢声などという顔ぶれである。

1952年製作/84分/日本
配給:大映
劇場公開日:1952年4月10日

ストーリー

大唐の盛時、高僧三蔵法師は太宗皇帝の命により、西天竺に尊い経文を求め、万里の旅路に登った。三蔵は観音菩薩の加護で神通力を持った孫悟空をはじめ、猪八戒、沙悟浄など三人の弟子を得て、道々妖怪変化を退治しながら進んだ。金閣・銀閣の兄弟の魔王は彼等を生捕って索金葫廬という瓢のなかに閉じ込めた。が悟空は神通力を以って一同を救い出して、反対に金閣銀閣を瓢の中に入れてしまった。一行が食物を得られず困っているのに乗じて妖怪の化身が食を捧げて来たが、その本性を知る悟空はこれを次々殺した。しかし三蔵は悟空の所行を無惨だといって怒り、破門して故郷水簾同へ追い返した。三蔵たちは行手の火焔山の火を消すため、牛魔王の芭蕉扇を借りようとして八戒がしのび込むがその妻羅刹女に捕らえられ芭蕉扇で吹きとばされた。しかし落ちたところが水簾洞だったため悟空は三蔵たちの危急を知ることが出来た。八戒を連れて斤斗雲に乗った悟空は芭蕉洞へかけつけ、牛魔王たちを倒して火焔山の火を消し、平和に立ちかえって喜ぶ村人たちをあとに一行は再び天竺へ旅をつづけるのだった。

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