男の勝負 白虎の鉄

劇場公開日:

解説

「男の勝負 関東嵐」のトリオ、高田宏治がシナリオを執筆し、山下耕作が監督を担当、撮影を古谷伸が担当した“男の勝負”第三作目。

1968年製作/91分/日本
原題:White Tiger,Tetsu
配給:東映
劇場公開日:1968年1月27日

ストーリー

大正初期の郡山。乗合馬車屋郡平舎の喜八郎が、娘のしのに後事を託して病死し、その跡を馬方の育松が継いだ。本来ならしのの婚約者で、育松の兄貴分鉄五郎が跡とりになるはずだったが鉄五郎は赤羽組ともめごとを起して、消息を絶っていた。父の死後、しのは小料理屋を始め、なかなか繁盛していたが、郡山と平の間に鉄道が敷かれることになり、郡平舎の営業も時間の問題となった。やがて鉄道院から郡平合に、補償額の提示がなされたが、しのも育松も驚くほど安い額だった。この裏には、志田技官と赤羽組が手を結んで、郡平舎の補償金を横取りしようという事情があった。そんなところへ、喜八郎の墓参りのため鉄五郎が帰ってきた、やくざ稼業に足を突っ込んだ鉄五郎はしのを前に我が身を恥じ、一緒に暮したいという彼女の願いを振り切った。しかし、補償額のことで赤羽組が何事か企んでいると知って鉄五郎はしばらく郡山に腰を落ちつけることにした。ある日、赤羽組と志田が育松の許嫁お咲を手篭めにしようとしたことから、鉄五郎や育松と、赤羽組との対立は決定的になった。しかもお咲の兄で流れ者の銀次郎も鉄五郎たちの味方に加わった。おりもおり、鉄五郎は志田を問いつめて赤羽との関係を白状させたことから、志田は鉄道院を追われ、後任の技官が、正当な補償金の額を提示してきた。育松もしのも喜んだが、おさまらないのが赤羽組で、卑怯にも育松を闇打ちにして殺してしまった。怒った鉄五郎は銀次郎とともに赤羽組に殴り込んでいった。一方、しのに好意を持ち、やり方が気にくわぬとはいえ赤羽に義理のある春次は、そんな鉄五郎に相対し、渡世人の意地を通しながら死んでいった。鉄五郎が赤羽を倒したのはその直後のことだった。

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