暗黒街全滅作戦

劇場公開日:

解説

「血とダイヤモンド」の小川英「黒の挑戦者」の石松愛弘それに「血とダイヤモンド」の福田純が共同でシナリオを執筆、福田純が監督したアクションもの。撮影もコンビの宇野晋作。

1965年製作/88分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1965年2月14日

ストーリー

この数年来、関東の片岡連合会、関西の大門組が地方進出をはかり、中小の団体を吸収してふくれ上っていた。東海市は、今この二大勢力の接点にあった。人口二十万の東海市を牛耳る根津組の会長が、列車の中で殺害された。この葬儀の当日、片岡連合会の名代尾形燐太郎は三人の手下と乗りこんで来た。目的はこの町の西条組を関西の大門がテコ入れするのに対抗し、根津組をなんとか片岡組にひきいれたいというものだった。根津を殺したのもこのためであった。一方尾形と一緒にやって来たチンピラの五郎は、根津の娘千加子に近づき、気弱な二代目島田を押しのけて、東海市をわがものにしようとたくらんでいた。根津組と西条組は対決した。そして会長を殺ったのは西条組だと噂が流れ、街は陰惨な状態となった。インテリヤクザ島田は、西条の死にろうばいし、仲裁を大門に依頼した。そしてその手打式の日、立塞ったのは五郎と尾形だった。互いにこの機会を利用して、東海市をわが物にしたい。喧嘩の準備は進められた。その頃尾形は、バー“ローリエ”のホステスみどりが根津暗殺の目撃者であることを知り、みどりを殺した。更にその現場を見た千加子をも殺害した。今や尾形は五郎と対決を迫られた。だが島田派は二人に対抗するため助人を集結した。東の片岡、西の大門を後楯に決戦は開始された。一発の銃声のもと、大乱闘が展開した。そして五郎の拳銃は尾形をうちのめした。かつて根津企業のあったビルに新しいプレートがはられ、椅子に坐った五郎に、ビルの一室から火がふいた。殺しあいを続けた暴力の町も、無残な跡を残して、哀れなやくざの世界の虚しさがただよっていた。

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