おれは侍だ 命を賭ける三人

劇場公開日:

解説

柴田錬三郎原作を「右門捕物帖 蛇の目傘の女」の結束信二が脚色、「人生劇場 続 飛車角」の沢島忠が監督した戦国もの。撮影は「新選組血風録 近藤勇」の伊藤武夫。

1963年製作/93分/日本
配給:東映
劇場公開日:1963年9月14日

ストーリー

関ケ原の戦いで落武者になった室戸修理之介は、名誉欲の強い男だが、傷ついた老武者から敗将石田三成の娘由利姫を大阪城へ送り届けるよう頼まれ、名を上げるチャンスと承知する。修理之介の剣友柏木新蔵は、金のためならどんな危い橋も渡ろうという男で、修理之介に協力する。もう一人、由利姫をそれとは知らず追い回していた男が、女に目のない宇留田兵馬で、これも同行することになる。落武者狩りの詮議はきびしく、新蔵や兵馬とはぐれた由利と修理之介は、京都で所司代の見回りに捕えられた。修理之介はあわやためし斬りにされるところを、来合せた新蔵の加勢を得て、難を逃れた。新蔵が雇った忍者馬兵衛を従えた修理之介らは、所司代から姫を救出し愁月という尼僧の庵に身をかくした。美しい愁月尼は、実は三成と遊女の間に生れた由利姫の異母姉で、妹が修理之介を愛しているのを知ると妹の身代りとなって所司代へ出頭、修理之介らを逃してやった。折角大阪城へ辿りついた一行を待っていたのは、名誉でも賞金でもなく、関東方の指図による追手だった。一方、縁談をきらって家出した公卿の娘千鳥にゾッコン参り、逃避行とシャレていた兵馬はゆくりなくも追われる修理之介らと逢い、自分らのかくれていた舟大工小屋に案内した。関ケ原以来の過労から由利姫はそこで息をひきとってしまう。やがて追手が迫ったが、新蔵の腕は冴え、兵馬、千鳥を逃がした後、新しい目的に向って歩き出して行った。

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