民謡の旅 秋田おばこ

劇場公開日:

解説

「べらんめえ芸者と丁稚社長」の監督渡辺邦男と「新選組血風録 近藤勇」の笠原和夫が共同で脚本を執筆、渡辺邦男が監督した民謡ドラマ。撮影はコンビの渡辺孝。

1963年製作/80分/日本
配給:東映
劇場公開日:1963年6月9日

ストーリー

琴川原雪子は化粧本舗さくら堂のPR員。ライバルのスワン化粧品におされている東北へ景気挽回のため旅立った。車中で彼女は高田丈二に会い、二人は互いに惹かれた。あとで丈二がスワンの社長令息で同じく東北へ向うところだと分った。二人は自分達の身分を知ったが、少しも気にかけなかった。雪子は評判の花売娘マリを自社のPR娘に、丈二も負けじとマリと双子のユリを獲得した。姉妹の教育係達は、自社のPRより相手の悪口に力を入れた。ところが、マリとユリをとり違えたので大混乱となった。スワンの社長、安兵衛はこれを雪子のせいにした。怒った丈二は家を出てしまった。彼の心を知った雪子は喜び、二人は将来を誓った。話変って秋田の旧家琴川原家、安兵衛が意気沮喪でがっくり。彼の今日あるはすべてこの家の当主広元のお蔭だった。こともあろうに雪子はここの一人娘、わけあって東京に出ていたのだ。安兵衛は自分の至らなさをさとった。広元も安兵衛と同じ、二人の間で和解がなった。丈二と雪子の結婚もまぢかい。

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