劇場公開日 1962年9月29日

「意思。」放浪記(1962) Noriさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0意思。

2015年2月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

林芙美子の自伝的小説、ということは知っていましたが未読のまま鑑賞。

間借り、木賃宿、その日暮らし。働けど働けどの日々の中、私の人生こんなもんじゃない、書いて書いて書き続ける。売れなくても、さっぱり目が出なくても、一寸先が闇であっても。
センスもさることながら、続けていく意思力、その力強さがうかがえた。

何度も失敗する男関係、他の文芸仲間とのやりとり、裸の自分を開示する、その覚悟が潔くて良かった。

また、就活の様子の第三者から見た滑稽さは、今みても何かしら感じる処がありました。

Nori