団地妻 忘れ得ぬ夜

劇場公開日:

1972年製作/67分/日本
配給:日活
劇場公開日:1972年7月8日

ストーリー

上坂律子は秀一と結婚後もOL生活を続けていた。ある日、社員旅行に出かけた律子は、夜の宴会で軽い目まいを覚え、鎮静剤を飲んで横になっていると何者かが、突然覆いかぶさって来た。未だモウロウとしている彼女にはそれが誰であったかも判らなかった。翌日、出社した律子は、会社の男たちをアレコレと詮索したが、見当はつかなかった。退社時刻が来て、会社を出た律子は、あの夜、同じ旅館に泊まっていた取引き先の木本に叫び止められる。律子は、一応警戒したが、職務上の相談でひと安心する。数日後律子はロッカー室にいると、同僚の長田が近ずき、人のいないのを幸いに、強引に律子の唇を奪った。律子はようやく、あの夜の男が長田であることを知った。それ以来彼女は、長田の誘いを拒めず、連れ込みホテルへ行くようになる。秀一の弟力也が、母へ渡す筈の金を使い込んだのを知った秀一は、力也を殴り倒すが、力也は捨てゼリフを残して帰っていった。数日後、力也はニセの手紙で律子をホテルに呼び出し、無理矢理犯す。一方、力也のいいつけで、力也の女、エリが秀一を迎へに行った。妻と弟の情事を見せつけられた秀一は、怒りで二人を殴ったが、そんなことで気がすむ筈はなかった。しかし彼にはそれ以上なにも出来なかった。その日律子は、夫から、会社から、すべてのわずらわしさから逃げるために家を出た。そして自分の豊満な肉体を誰はばかることなく官能の中に浸らせるのであった。

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