少女香雪

劇場公開日:

解説

初めて汽車の駅ができた山村を舞台に、そこで暮らす少女たちの都会への憧れと好奇心をリアルに描くドラマ。91ベルリン国際映画祭児童映画特別賞受賞。監督は「夕照街」のワン・ハオウェイ、原作および脚本はティエ・ニン、脚本は他にワン・リウ、シェ・シャオチン。撮影はリー・チェンシェン、美術はリン・チャオシュオ、音楽はチャン・チェンイーが担当。

1989年製作/中国
原題:Sweet Snow 哦、香雪
配給:TJC東光徳間
劇場公開日:1992年11月28日

ストーリー

人里離れた山間の村。16歳の香雪(シュエ・パイ)は、友達の朶兒(タン・ホア)や鳳嬌(チュアン・リー)たちと、この村に初めて停車することになった汽車を見に行く。都会の女性たちの服装やアクセサリーを夢中で眺める少女たち。北京弁を話す若い車掌は、少女たちの間で『北京弁』と呼ばれるようになる。少女たちは毎日、駅で汽車が来るのを待ちわび、まもなく、乗客に卵や野菜などを売り始める。スケッチ旅行に来た画家は香雪を描いてくれ、香雪は雨の中を走ってお礼のとうもろこしを届ける。秋がきて、香雪は町の中学へ行き始めた。少女たちの駅通いは続き、鳳嬌はいつしか『北京弁』に憧れるようになっていく。ある日、駅に行った香雪は、車窓に欲しくてたまらなかったプラスチックの筆箱を見つける。夢中で汽車に乗り込み、卵とその筆箱を交換してもらったが、汽車が動き出してしまう。『北京弁』さんが心配してくれたが、彼の言葉から、彼には妻がいることがわかった。香雪は次の駅で降りて歩いて帰るが、やがて日が暮れてしまう。真っ暗な中を歩いて行く香雪の耳に聞こえてきたのは、心配して線路づたいに迎えに来た鳳嬌たちの、彼女の名前を呼ぶ声だった。

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