十一日の夜

解説

フランスにあるロシア会社エルモリエフがパテ社と協同して製作したロシア・フランス合同映画。パテ社の発売したものである。ちょっとの油断、ちょっとの心弱さに付け込む悪と善との戦いを示したもので、悪の化身ともいうべき男等を取り入れて抽象と現実とを織り交ぜて物語を運んでいる。「戦争と平和」に出演して忘れ難い印象を残した故セヴラン・マルス氏、「自由の魂」にも出演したヴエルモアイアル氏が出演している。無声。

1920年製作/フランス・ソ連合作
原題:La Nuit du 11 Septembre

ストーリー

ジャンは貧窮の余り悪魔の誘かすところとなりソフィという女を襲って金を奪う。後年金持ちとなった彼はブリュークール男爵と称した。以前から彼を誘惑していた悪の化身イワンは彼を脅迫して娘ルネと結婚しようとする。かくて悶著の後ジャンもイワンも受くべき罪の報いを受け、ルネは恋人ダニエルと結婚した。

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