黄金の龍

劇場公開日:

解説

製作はこの映画撮影中に死去したアレクサンダー・ガルパースン、監督は「情熱の友」の製作者ロナルド・ニームが担当した一九四九年アーサー・ランク提供作品。ヴィクター・キャニングの原作より、原作者自身と、監督のニームと「落ちた偶像」のレスリー・ストームとが共同脚色した。撮影には「熱砂の掟」のオズワルド・モリス、作曲には「邪魔者は殺せ」のウィリアム・オルウィンが当たる。主演は「情熱の友」のトレヴァー・ハワードと「火の接吻」のアヌーク・ニイメで、「絶壁の彼方に」のハーバート・ロム、マイルス・マレスン、ワルター・リラらが助演する。

1949年製作/イギリス
原題:Golden Salamander
配給:NCC
劇場公開日:1951年9月21日

ストーリー

英国の考古学者デヴィッド・レッドファン(T・ハワアド)は、北アフリカ、カバルタの町に古美術品を、その保管者サラフィス(W・リラ)から引取るべく、豪雨の夜、町に向う途中で武器密輸の現場を目撃した。然し彼はその侭、アンナ(アヌラク)とマックス(J・セルナ)の兄妹が経営する酒場兼宿屋に到着した。彼はそこでマックスが武器密輸の片捧を担いでいることを知り、その一味には悪党ランクル(H・ロム)などがいた。更にその首領はサラフィスで署長のドゥヴェも、うまく丸めこまれていた。デヴィッドとアンナの間には愛が芽生え、また古美術品の引取り作業も順調に進行したが、或日彼は古美術のうちに「黄金の火獣」を発見し、その置物に書かれてある格言「悪を征服するには、避けずして立向え」に刺戟され、密輸者と敢然立向う決意を固めた。彼はマックスをフランスへ逃す手段を構じたが、デヴィッドとアンナが水泳に出かけた時、海にマックスの無惨な死体があった。古美術の引取りの終わった日、デヴィッドはサラフィスに捕えられ、殺されようとするが、助けを得て危機を脱し、漸くカバルタに来た検事の手で一味は一掃され、デヴィッドとアンナはフランスへ向うのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く