砂漠の悪魔

劇場公開日:

解説

「熱砂の掟」と同じスタッフ、製作オーブリー・バーリング、監督デイヴィッド・マクドナルド、原作=脚色のロバート・ウェスタービー、撮影オズワルド・モリスが製作した一九五〇年度南阿映画。「赤い百合」のデニス・プライス、「絶壁の彼方に」のジャック・ホーキンス、「三十六時間」のシオバーン・マッケンナ、以下ピーター・ハモンド、グレゴワール・アスランらが主演。

1950年製作/イギリス
原題:The Adventures
配給:英協=NCC
劇場公開日:1951年12月11日

ストーリー

二十世紀初頭、南阿戦争の終り頃、ボーア人のピエテル・ブラント(J・ホウキンス)とヘンドリック・ヴァン・タール(P・ハモンド)は軍団からはぐれて草原をさまよったが、若いヘンドリックは負傷の身をブラントの厄介になることを恐れて、ひとり去って行った。ピエテルは、莫大なダイアモンドを持っている密輸者の死骸をみつけ、あとで取りに来るようダイアをかくした。町へ帰ると、彼の愛人アンヌ(S・マッケンナ)は国外追放の英人クライヴ・ハンタア(D・プライス)と結婚してしまっていた。ピエテルは酒におぼれ、司法官のオコネル(B・リー)に救われた。クライヴはオコネルの持つ金の廃坑に目をつけ、安く買いうけて高く売り飛そうとはかったが、オコネルはたやすくだまされず、鉱山はヘンドリックの父に売り、調査のためピエテルを招いた。彼はかくしたダイアを取戻そうとしていたので話に乗り、かくてピエテル、ヘンドリック、クライヴと、クライヴに貸金のある酒場の主人ドミニックとの四人連れは牛車に乗って出かけたが、次第につのるお互いの反目に、クライヴとピエテルは殺され、結局最後まで使命を完うしたのは、心正しいヘンドリックだけであった。

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