武装強盗団

劇場公開日:

解説

十九世紀の英国作家ロルフ・ボルダーの原作を、アレクサンダー・バロンとW・P・リップスコウムが共同脚色、「マレー死の行進 アリスのような町」のジャック・リーが監督した。百年前の開拓時代のオーストラリアを背景にしたアクション・ドラマ。オーストラリア・ロケのキャメラは「仮面の追撃」のハリー・ワックスマン。音楽はドキュメンタリー映画を主に担当していたハンガリー生れのマチアス・セイバー。美術は「将軍月光に消ゆ」のアレクサンダー・ヴェチンスキー。主演は「戦艦シュペー号の最後」のピーター・フィンチ、「少年が知っている!」のロナルド・ルイスとデイヴィッド・マッカラム、女優陣では「マレー死の行進 アリスのような町」のモーリーン・スワンソン、「地獄特急」のジル・アイアランド。「リチャード三世」のローレンス・ナイスミス、「マレー死の行進 アリスのような町」のヴィンセント・ボール等が助演する。

1958年製作/イギリス
原題:Robbery Under Arms
配給:東和
劇場公開日:1958年4月23日

ストーリー

広大な土地と金鉱にめぐまれ、活気あふれる一八六〇年代のオーストラリア。牧場に働き、報酬をうけとったディック(ロナルド・ルイス)とジム(デイヴィッド・マッカラム)のマーストン兄弟は、父ベン(ローレンス・ナイスミス)の命ずる新しい仕事に出発した。ベンはお尋ね者で、無法者スターライト(ピーター・フィンチ)の子分となり、盗んだ牛一千頭を、二百マイル離れたアデレイドルに運ぶ計画をたてていたのだ。若い二人は母親の制止もふり切って、この一行に参加、計画はまんまと成功した。分け前を手にした二人が、次に乗り込んだのはメルボルン。途中、兄は気性のはげしいケイト(モーリーン・スワンソン)と、弟はその妹でやさしいジーン(ジル・アイアランド)と恋におちた。だが彼等はお尋ね者として手配され、家に帰れば周囲の目も冷たい。しかたなく父ベン・スターライトも加わり、金塊輸送の馬車を襲う山賊団を組織した。だが、兄弟はいつまでもこの生活に甘んじていられなかった。足を洗って町に出、砂金掘りとなるが、その町にはケイトとジーン姉妹も住んでいた。ジーンは堅気のジムと結婚、夫のあるケイトはディックを追って来た許婚者のグレースに彼をゆずったが心の底ではわり切れない。折しもスターライト一味がこの町の銀行を襲い、ケイトはおさえていた妬嫉にたえられず、兄弟を盗賊の一味だと呼んだため、ジムは捕えられてしまう。ディックはスターライトとジムをうばいかえすが、この戦いにディックは死んだ。スターライトは官憲を自分の方へおびきよせ、ジムを妻ジーンのもとにのがした上、全滅してしまう。

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