レナ・ライス

劇場公開日:

解説

家庭と仕事を両立させる一人の女性の生き方を通じて男女の真の関わりを問う人間ドラマ。製作・監督はクリスチャン・リシャルト、脚本はマンフレッド・グルネルト、撮影はジェラルド・ヴァンデンバーグ、音楽はエバルハルト・シェーナー、編集はアネッテ・ドルンが各々担当。出演はクリスタ・シュタートラー、タイロ・プリュックナー、ニコラウス・パリュラ、カイ・フィッシャー、ヴェルナー・アザムなど。

1979年製作/西ドイツ
原題:Lena Rais
配給:ドイツ文化センター
劇場公開日:1980年12月1日

ストーリー

レナ・ライス(クリスタ・シュタートラー)は、夫アルベルト(タイロ・プリュックナー)と三人の子供たちと暮らしており、昼は郵便局で働いていた。彼女は時々自分の生活の空虚感に襲われ、友人(カイ・フィッシャー)を訪ねて気分を紛らしていた。友人にも子供がいたが、彼女はレナと違って、あまり家庭的ではなかった。生活の変化を求めるレナは、犬を飼ったり、町で見知らぬ男を相手にしたりしたが、夫との溝は深まるばかりだった。精神療法を始めた彼女は、自分が一個の人間であることを主張し、結婚生活というものをもう一度問いただした。そんな彼女を遠くからみつめている者がいた。作家のロールフス(ニコラウス・パリュラ)だ。彼は、彼女が仕事の終るのを待ち、友人の家まで彼女を送っていった。レナはある決心をした。家に帰って荷物をまとめるレナ。夫の混乱をよそに友人の家ヘ駆け込む。丁度、ロールフスも友人の家ヘやって来た。追って来たフルベルトからレナを隠まう友人とロールフス。やがて上の二人の子供たちもやってきてレナの新しい生活がはじまった。ある日、レナはこれまでにない胸の鼓動を感じながらロールフスの家を訪れるのだった。

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