熱血の大河

解説

「義友第一」「疑惑の影」「強者の道」等を監督したエドウィン・カリュー氏が独立後第1回の作品である。原作は『アリゾナ』の作者なる有名なる劇作家オーガスタス・トーマス氏の舞台劇である。フランシス・フォード氏の相手として紹介されたローズマリー・セビー嬢が主役である。嬢の相手は今まで端役でのみ紹介されていたアラン・シアーズ氏である。「萬人向の面白い映画」とニュース誌は言っている。

1920年製作/アメリカ
原題:Rio Grande

ストーリー

リオ・グランデ河岸を警備中山林監視人のダニー・オニールは男装せる娘マリア・イネスを捕えた。彼女は対岸に於てメキシコ人に追跡されたのを巧みに逃れて米国領の方へ来たのであった。このマリアという娘はメキシコ人を父とし、アメリカ人を母として生まれたハーフであるが、父が暴動一揆の首領であるとの故を以て今日しも追跡されたのである。若い2人の間には直ちに熱い恋の炎が燃えた。しかしマリアの父が重傷を負わされ米国人に捕縛されたと聞いた時、彼女の恋は憎悪に変わった。彼女は仲間を集めて国境に住む米人を襲う。しかし彼女の仲間は米人に敗られた。そしてマリアは初めて自分の生みの母に廻り会うことができた。ダニーは彼女に結婚を求めるが、米国人に対し、たった今犯した暴行を思ってマリアは容易には承諾しなかったが、ダニーの熱情に動かされて末変わるまいと誓ったのであった。

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