リアンナ

劇場公開日:

解説

レズビアンと女性の自立の問題をシリアスに描く。製作はジェフリー・ネルソンとマギー・レンジ、監督・脚本・編集は「メイトワン1920」のジョン・セイルズ、撮影はオースティン・デ・ベッシュ、音楽はメイソン・ダーリングが担当。出演はリンダ・グリフィズ、ジェーン・ホーラレンほか。

1983年製作/アメリカ
原題:Lianna
配給:ケイブルホーグ
劇場公開日:1988年12月24日

ストーリー

大学教授の夫ディック(ジョン・デヴリーズ)と13歳の息子スペンサー(ジェス・ソロモン)、8歳の娘シーダ(ジェシカ・W・マクドナルド)と暮らしている33歳のリアンナ・マッセイ(リンダ・グリフィス)は、友人のサンディ(ジョー・ヘンダーソン)と夜間部の児童文学の講義をうけており、その講師ルース・ブレンナ(ジェーン・ハーラレン)の助手を務めようと決意したある夜、彼女は夫の浮気を目撃する。ディックの出張の間にルースの仕事を手伝うために彼女の家を訪ねたリアンナは、彼女に会うたびに新しい世界が広がってゆくように感じ、いつしか2人は体を重ねていた。それを知ったディックは、自分の出世の妨げになる、と妻を追い出し、一方のサンディやルースも周囲の目を気にするあまり、リアンナから離れていった。街で出会った子供たちも頑なで、彼女は何も手につかない。かねて彼女に気のあるジェリー(ジョン・セイルズ)に口説かれたり、同じアパートのシェイラ(マギー・レンジ)、リズと知り合ったり。レジの仕事を見つけるが所在のないリアンナは、かつてルースに連れていってもらったレズ・バーへ行き、シンディ(ベッツィ・ジュリア・ロビンソン)と行きずりの関係を持った。やがて学年末がやってきて町を去ることになったルースは、リアンナとお別れをした。精神的にもズタズタのリアンナは、ある日公園でサンディに再会し、久しぶりに彼女の優しさに触れ心なごませるのだった。

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