ヤング・ラジャー

解説

「血と砂(1922)」「巨巌の彼方」等に世界的人気を走らせたルドルフ・ヴァレンティノ氏主演のパ社映画である。ジョン・アメス・ミッチェル氏の小説とアレセア・ルース女史の劇「アモス・ジャッド」から、ジューン・メイシス女史が脚色したもので、監督は「大陸突破」「世界的選手」等のフィリップ・E・ローゼン氏である。相手役はワンダ・ホウリー嬢、其他パット・ムーア君ジョセフ・スウィッカード氏バートラム・グラスビー氏スポッティスウッド・エイケン氏等老巧者が大分見える。

1922年製作/アメリカ
原題:The Young Rajah

ストーリー

或る嵐の夜或家に貰われたインド人の子、そのアモスはインド王族の血統をひいたいたが今は米国でデールフォードに養父と共に静かに暮らしていた。彼はハーヴァード大学に学びにボートの選手であったが、エール大学との試合に彼の働きは見事味方に利を与えた。其夜の祝賀会にスレートという彼の友人は彼を罵り2人の間に争闘が行われ、スレートは彼を殺さんとして却って屍れる。やがて再び勝利を祝う仮装舞踏会が行われた時、来客中のモリーという乙女に彼は全く心惹かれてしまった。モリーは異人と結婚する事をを恐れ却ってホレースという男と婚約したが、婚約者の卑劣な態度を見て指環を返し、心から愛していたアモスと固く誓った。しかしアモスは間もなくダルマガーの王として故郷へ帰らなければならなかった。彼の幸福な事にモリーは五百重の浪を越えても彼と離れぬ決心を持っていた。

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