名花薔薇

1918年製作/アメリカ
原題:Rose of the World

ストーリー

インド駐在の英軍の大尉ハリー・イングリッシュは中尉レーモンド・ベシューンと共に兵を率いて原住民の反乱鎮定に赴き篭城の結果ハリーは戦死したと報ぜられる。新婚の妻ローザモンドは悲嘆やる方なかりしが副総督ゲラルディンの親切により内縁を結ぶ。ベシューンは今は小佐となり、政府の命令によりイングリッシュ大尉の伝記を著述しようとし、ローザモンドの助力を依頼したが、彼女の胸中には急に大尉を思うの情湧き出でた。ゲラルディン家の住み込みたる書記はこのその実先夫の大尉であったが、彼女の幸福に暮らすや否やを見るために原住民になりすましていたのである。しかしローザモンドが日夜己を慕う様子を見て、一日己が身の上を一同に打ち明ける。ちょうどこの家はローザモンドの望みにより出養生せるイングリッシュの家であったので、イングリッシュはゲラルディンの心なき一言を聞き咎めこの家は我家なれば出て行かれよと叱咤し、ロードモンドと彼の縁を解かしめた。

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