暴力に挑む男

劇場公開日:

解説

「断固戦う人々」のルイス・マイルストーンが1943年に監督した反ナチ抗戦映画。ウィリアム・ウッズのベストセラー小説を「海の狼(1941)」のロバート・ロッセンが脚色した。製作は「語らざる男」のヘンリー・ブランクである。「コマンド」のシド・ヒコックスが撮影監督にあたった。「勇魂よ永遠に」のエロール・フリンと「無法者の群」のアン・シェリダンが共演、以下、故ウォルター・ヒューストン、「戦場を駆ける男」のナンシー・コールマン、トム・ファッデン、ジュディス・アンダーソンなどが出演。

1943年製作/アメリカ
原題:Edge of Darkness
配給:ワーナー・ブラザース日本支社=ブレイクストン
劇場公開日:1954年10月13日

ストーリー

第2次大戦が開始され、ノールウェイにはナチ・ドイツが進撃し、漁村トロールネスにもドイツ軍がやってきた。隊長ケーニッヒは、村の電信電話を専有し、船を沈め、民衆の漁獲を横どりするという悪虐をつくした。ナチスに殺されるものも出、力のない民衆の反抗は怠業の形となって現れた。反抗の地下運動はグンナー・ブロジェ(エロール・フリン)とカーレン・ステンスガルド(アン・シェリダン)の2人によって指導されていた。カーレンは兄のヨハンがナチ教育をうけてオスロから帰って来ることを知り、また、父がナチに対して従うべきか反抗すべきか迷っているのをみて歯がゆく思うのだった。グンナーらはイギリスの秘密部隊員と通じて、英国潜水艦により武器弾薬を密輸し、ひそかに隠匿することに成功した。民衆の反抗心は、年老いた小学校長が蛮行をうけて蔵書家具を焼かれ、またカーレンがナチ兵士から暴行をうけたのを契機に爆発した。カーレンとグンナーに指導された民衆はナチス部隊に体当りの反抗を始め、ついに敵を破った。ケーニッヒは自殺した。勇士たちは自由ノールウェイ万才を叫んで次のゲリラ戦へと進むのだった。

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