友の呼び声

解説

トーマス・ミーアン氏がカッド社に入ってから「暴力団(1928)」に次いで主演した映画で、「ミシガン小僧」「心の合鍵」等の原作者レックス・ピーチ氏の近作を映画化したもの。監督は「戦艦くろがね号」「親心子心」等をものしたジェームズ・クルーズ氏で、脚色は永年クルーズ氏の協力者たるウォルター・ウッズ氏が担当した。ミーアン氏を助けて「非常線(1928)」「ショウ・ダウン」のイヴリン・ブレント嬢と「神ぞ知る」「ビッグ・パレイド」のルネ・アドレー嬢を始め、アラン・ロスコー氏、ガードナー・ジェームズ氏、ヘレン・フォスター嬢等出演。

1928年製作/アメリカ
原題:The Mating Call

ストーリー

無名の一農夫だったレスリー・ハットンは欧州大戦に従軍して大尉となった。そのお陰で戦争中休暇で帰郷した時村の評判娘ローズと結婚した。ところが大戦が終わって凱旋して見るとローズとレスリーとの結婚を取り消して町の金持ちロン・ヘンダスンの妻になって欧州漫遊に赴いていた。レスリーはただ一人で荒廃した自分の田畑の復興に務めた。その時旅行から帰って来たローズは良人の不品行に愛想を尽かして、またもレスリーの所に帰ろうと誘惑を試みた。彼は断固としてこれを斥けたがヘルダスンは憤慨してレスリーに復讐しようと企んだ。レスリーはいくらローズに付きまとわれても彼女には何の未練もなくむしろ美しくはなくとも質実な娘を娶ろうと考え、ニューヨークの移民局に行って外国移民のカトリイヌという娘を連れて来た。まもなく村に惨事が起こった。ジェッシーという娘がレスリーの所有地の川に投身して死んでいたのである。ヘンダスンはこの原因がレスリーにあると称して、自ら役員をしているこの地方の自警的秘密結社に命じてレスリーを捕縛させた。ところがヘンダスンは何者かに殺され、同時に死んだ娘を恋していた若者によって、ジェッシーはヘンダスンに騙されて弄ばれていたことが明らかにされた。そしてレスリーとカトリイヌはこの事件威よってお互いに相愛していることをはっきり悟ったのである。

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