チョビ髭七面騒動

解説

「チョビ髭大将」「チョビ髭成功美談」に続くW・C・フィールズ氏主演喜劇で、「チョビ髭大将」と同じ原作者J・P・マッケヴォイ氏作の舞台劇を映画化したもの。これをサム・ミンツ氏とレイ・ハリス氏とが書き改め、J・クラークソン・ミラー氏が脚色し、「蹴球王」「気狂い商売」等と同じくフレッド・ニューメイヤー氏が監督した。フイールヅ氏を助けてメアリー・アルデン嬢、パ社俳優学校出身のアイヴィー・ハリス嬢、ジャック・イーガン氏、ジョセフ・スマイリー氏等が出演している。

1927年製作/アメリカ
原題:The Potters

ストーリー

ポツター夫妻にはビルという息子とマミイという娘があった。お父さんのポツターは伜や娘と他愛のない喧嘩をするのが日課のようになっていたがお母さんのポツターにはまるで頭が上がらなかった。お父さんのの職業は速記タイピストで安い給料で精勤したのとお母さんの節約の結果今では4000ドルの銀行預金があった。夫に危険な投資などはさせないというのがお母さんのご自慢の主義だった。ところがある時お父さんは勤め先のランキンという狡猾な商人の口に乗ってイーグルという香具師から石油株を買うのに虎の子の4000ドルを出してしまった。お父さんはこの事は内緒にしておく心算だったが不図娘に喋った為お母さんの耳にも入り、その晩は散々しかられた揚げ句株券を金に換えるオイル・センターの町へ行くことになった。が粗忽な彼は客車を間違えたのでその停車場で夜を明かし、翌日は直ぐに勤め先に出ねばならなかった。店ではランキンが彼を待ち構えていて石油株を買い戻そうと言い出した。石油株などは危険だからというのがランキンの表面の親切らしい理由で、実はイーグルからウインター・フアームに石油が噴出したという電報がきていたからである。何も知らないポツターは4000ドルで買った株券を5000ドルでランキンに譲って大威張りで家へ帰った。ところが間もなくウインター・フアームに石油噴出という新聞記事を見たポツターは醜く消気けてしまった。しかし後で詳しく調べると石油の噴出したのはランキンに買った方の株の地面でなく、無価値と思って娘に与えた株の方の地面だったので、今までの落胆が狂気となり、大当たりに嬉しがったポツターは蜻蛉返りをした。

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