断腸の笛

解説

ウィリアム・S・ハート氏主演のパ社映画で、メイ・ウィルモス女史及びオリーン・ナイマン女史の合作を例の通りランバート・ヒルヤー氏が脚色監督したものである。マートル・ステッドマン嬢フランク・ブラウンリー氏等が出演している。

1921年製作/アメリカ
原題:The Whistle

ストーリー

高く響く工場の笛に人々の眼を覚まして工場へ行く。ロバートもその其1人で、彼はその子と共に工場に働いたが或る日機械に触れて子供は殺されてしまった。彼は憤慨し此工場町を後にした。途中河に溺れていた子供を救い亡児の代わりに育て上げた。月日は経ち子供は大きくなった。彼は依然として労働していたが、彼が不幸負傷した時彼を救ったのは図らずも昔の工場主ヘンリーであった。間もなくヘンリーはロバートが育てている子が自分の子である事を知ったロバートは万事を明かして愛するその子供を返し、再び淋しい放浪の旅に就く。

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