西部の旋風

解説

「疾風無敵男」と同じくクラレンス・E・マルフィールドのカシディー物の映画化で、同じくウィリアム・ボイド、ジミー・エリソン主演、ハワード・ブレザートン監督、アーチー・スタウト撮影、ドリル・シュローダー脚色(ジェラルド・ジェラティと協力)になるもの。助演者は、ジーン・ルーヴェロル、ジョージ・ギャビー・ヘイス、ハリー・ワース、フランク・マクグリン、ハワード・ラング等。

1935年製作/アメリカ
原題:Bar 20 Rides Again

ストーリー

ホッパロング・カシディーが仲間のジョニー・ネルスン、レッド・コナース、バック・ピータースと一緒に「バア20」牧場にいた頃のことである。ジョニーが恋しているマーガレットの父親ジム・アーノルドからカシディーに手紙が来て家畜泥棒を捕らえてくれ、と頼まれた。ところが、その手紙にはなぜかジョニーを連れてくるな、と注意書きがしてあるので、カシディーはレッド・コナースを伴ってアーノルドのSV牧場へと就いた。行ってみると、SV牧場には東部からジョージ・バーディという学問のある男が来ていた。この男がマーガレットを所望しており、彼女もジョージを憎からず思っているらしい。という事情を聞いたジョニーは不安になり、単身SV牧場に乗り込んで来た。カシディーはテックスと変名し、姿も変えて家畜泥棒の隠れ家を探りに出る。隠れ家が判ったら狼火を合図に一同が攻め寄せて一網打尽にする、という計画である。カシディーのテックスは苦心の末、家畜泥棒の頭目ネヴァダこそは、かのジョージ・バーディと名乗る男であることを突き止めた。アーノルドを始め、ジョニーやレッドは馬に乗って賊の隠れ家に突進した。猛火の中に頭目ネヴァダは倒れ、正義は勝を制したのである。

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