自由の郷へ

解説

「狂える妻」の監督リーヴス・イースン氏監督、ハリー・ケイリー氏主演の西部劇で、対手はヘンリー・ウォルソール氏の令閨メアリー・チャールソン嬢である。ニュース誌は甚だまづい代物だと許して居る。

1920年製作/アメリカ
原題:Human Stuff

ストーリー

ジェームズ・ピアースは紐育の富豪の次男であったが、彼の男性的気象は後年彼を駆つて西部の雄大なる牧畜場へ赴かせ、やがて彼は其処に於て一廉の農場主となり終ふせた。彼は成功する迄に様々な経路を履んた。殊に土着の牛飼にブル・エルキンスやロメロ等の輩が居て、ロメロの妹ローラを使ってピアースを欺き、且つ態々の紐育から牧場を買取りに来たピアースの知己ティンダル嬢に対しても迫害を加えた。東部に在るピアースの父は息子の成功を聞き、彼に贈るに彼の気に入りそうな花嫁を以てせずして、却って意外な犬の一族を以てした。俳しこの珍なる贈物が縁をなしてピアースとティンダル嬢との結婚が成立した。

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