エンゼル・ハートのレビュー・感想・評価
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昔見た作品の感想を書くシリーズ
真面目なオカルトサスペンスで
美術も凄いし指輪やら杖やら色々と凝ってる作りだし音楽も最高で今見ても名作だって再確認できますね!
あと照明も絶妙で暗い階段上がってドアの方からの灯りで
ミッキーロークが写っているように計算されていたりそこも素晴らしいです!
ビックリシーンとか一切無いが雰囲気最高だしミッキーロークもデニーロがキャラと雰囲気が最高だし あのラストは痺れますね!
久しぶりに見直したくなる作品です!
ノワール + Voodoo
NYと探偵とトランペットというノワールの定型とみせかけて、
南部ニューオーリンズに舞台が移り徐々にオカルティックになっていく展開がおもしろい。
雨のNYならぬスコールのルイジアナという画も新鮮です。
30代にはとてもみえないミッキー・ロークがとにかくエロい。
デ・ニーロとゆで卵のシーンを観るだけでも一見の価値はあります。
ミッキーロークがぞくりとするほど魅力的
初めて見た時の衝撃を未だ忘れられません。
久々に再鑑賞しました。
動画配信で見つからず身損ねていましたが近くのTSUTAYAが閉まるのもあり思い切ってDVDを借りてみました。
ミッキーロークの美しいこと。
ぞくりとするような色気には改めて驚きました。
ブラットピットなぞには決して出せないセックスアピール。他の俳優と一線を隠しています。
演技も上手いではないですか。
あんな整形してしまい、残念です。
ストーリーは初めてみた時ほどの衝撃はないものの、耽美な映像が美しく、サスペンスとしても脚本がよくできており、完成度は高いです。
デニーロはさすが。
思ったほど出番はないですが、茹で卵のシーンなど忘れられません。
シャーロットランプリングも出ていて驚きました。
エピファニー役も素晴らしい。
好き嫌い分かれるでしょうが、私は好きでした。
ミッキーロークにはもっと活躍して欲しかった。
別のオチも考えられます
映画の脚本だけだと、やっぱ真犯人はデニーロ君で、全部ローク君に罪を着せるための芝居、っていう解釈もできちゃいます。なぜならこの脚本では、デニーロ君が悪魔で、悪魔と契約して逃げたローク君を追い詰めるためにローク君をやとった、という点を、明示していないから。
でも、センスいい映画だからそのセンスを楽しめばいいのであって、面白いです。
この手のオチの元祖か。
この手のオチの元祖か。
重くエグい。
ミッキー・ローク好演だが、このボロボロタフガイモテ白人の演技プランは、12モンキーズ辺りでブルース・ウィリスに完全に持ってかれたね。
デ・ニーロ、納得の大役且つ珍役。
まだ推せる。
叫び声と一緒に映し出されるアパートの窓と換気扇みたいなやつがグルグ...
叫び声と一緒に映し出されるアパートの窓と換気扇みたいなやつがグルグル回るのだけ、これだけ記憶に刷り込まれてる。
Angel Heart
A.パーカーの最高傑作でしょう。M.ロークも完璧で脇も凄い顔ぶれの鬼気迫る迫力を感じます。映画芸術全ての要素に満足しました。特に感心するのは一見地味なT.ジョーンズの音楽です。悪魔の仕返しを暗示する冗句の様な主題曲(I cried for you. Now It's your turn to cry over me)は古典ジャズとシャンソン(恐らく巴里の屋根の下)をミックスしている様に感じます。初めは効果音と単音のピアノ、次第に古典音楽風、更に完成されたフル・バンドのジャズが流れる大団円には、悲惨なプロットに深いな可笑しみがあります。音楽が物語を皮肉に説明しています。占い師の部屋に於けるピアノ演奏が秀逸です。記憶に眠るメロディをつい弾いてしまうプロットは確かな気配りと言えます。何処かの書評で勘違いを拝見しましたが、序盤に登場する死体はハリー本人です。記憶喪失で生きていた処を殺されて物語が始まります。魔術とか推理とか流血というのは宣伝文句です。純映画的な藝術として観ないと、これ程見事は作品の核心を見失う事になります。自分自身を捜し求めるプロットと、子供や孫に出会い真実を認めざるを得ない犯人の心の動き、目を覚ます自我という大団円にも製作チームの深い計算が読み取れます。最後に魅せられるのは推理劇の意外な犯人捜しという様な低次元の答えではなく、人間に備わる虚偽そのものの真相であり、絶望的な記憶が蘇る恐怖をさりげなく丁寧に描いています。人間誰にも同じ構造心理があるとみれば、存在思想の一面が見えます。二重人格物語ではなく、人間の本性をシンプルに描いている作品です。正直な客観性を持つ観客であれば深い感銘がある筈です。光と影の見事な映像にも、巧みな小道具にもヒッチコックを思い起こさせる手腕が見えますが、物まねではない独自の完成度があります。又、ロバート・デ・ニーロの最高傑作と云っても、演技レベルにおいてそう間違っていない様に感じます。「魂は好きか」と卵の殻をむきながら問い掛ける演技には悪魔が憑依している様な凄みがあり、他の役者を当て嵌めてもこれ程見事な台詞回しは想像出来ません。原作は読んでおりませんが、原作とは無縁の優れた映画と推測します。かなり笑えますが、笑いの本質が悲劇にある創作の基本をしっかりと捉えています。こんな映画が存在する事自体驚きです。A.パーカーの絶頂期の技法は「ミシシッピー・バーニング」の完成度へと続きますが、本作が上の様に感じるのはその表現技法の完成度ゆえです。恐らく絶好調のチーム・ワークだったのでしょう。
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