ジャバへの順風

劇場公開日:

解説

「暴力帝国」のジョセフ・ケインが製作・監督に当たった海洋活劇1953年作品。「怒涛の果て」のガーラーンド・ロークの小説を、「ガダルガナル日記」の著者リチャード・トレガスキスが脚色した。トルウカらーによる色彩撮影は「暗黒の命令」のジャック・マータ、作曲は「シェーン」のヴィクター・ヤングである。主演は「森林警備隊」のフレッド・マクマレイと「暴力帝国」のヴェラ・ラルストンで、ロバート・ダグラス「ゼンダ城の虜(1952)」、ヴィクター・マクラグレン「静かなる男」、ジョン・ラッセル「暴力帝国」、バディ・ベア「クオ・ヴァディス」、グラント・ウィザース「地獄の銃火」、クロード・ジャーマン・ジュニア「ネバダ決死隊」らが助演する。

1953年製作/アメリカ
原題:Fair Wind to Java
配給:リパブリック日本支社=NCC
劇場公開日:1953年9月16日

ストーリー

1880年代のこと、ジャヴァ海を乗り廻している商船ゲリマンダー号のポール船長(フレッド・マクマレイ)は、船主のスパイである2等運転士フリントに南海の伝説ピーターズーンのダイヤモンド捜査を提案され、更に以前助けたインドネシアの老人から暗示を受け、指定の中国ジャンクに行ってみると、そこには美しいジャヴァ娘キム・キム(ベラ・ラルストン)がうずくまっていた。一方同じダイヤを探し求めて土地の有力者になりすまし、原住民達から聖エベネザーとして崇められていた海賊の頭目プロ・ベサー(ロバート・ダグラス)は、ポール船長がキム・キムにうつつを抜かしている間にフリントをそそのかいて船内に叛乱を起こさせ、船長以下のゲリマンダー乗務員を孤島に幽閉した。エベネザーはキム・キムを拷問にかけてダイヤのを秘密を自白させようとし、何時しかポール船長に愛情を抱いていた彼女は、船長の生命を助けて貰う約束で海賊一味と共に目的地に出航した。見習水夫チェスの助けで脱獄に成功したポール船長は、エベネザーの後を追ってクラカタウ火山島に上陸したが、島は前代未聞の大噴火を起こし、溶岩の流れを見て立ちすくんでいるキム・キムを救うや直ちに船を引き返した。火山の爆発による大津波で海賊船は沈没し、助かったゲリマンダー号の甲板でポール船長はキム・キムと結婚式を挙げた。ポール船長はダイヤモンド獲得には失敗したが、美しい妻と海賊を一掃した功績による10万ギルダーの賞金を手に入れた。

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