親切男

解説

1916年時代の作品で、喜劇俳優として及監督として有名なエドワード・ディロン氏の監督及出演になったものである、原作はモントに扮するチェスター・ウィゼイ氏の手になったもの、氏は亦監督としても仲々手腕のある人である。主役は新顔ド・ウルフ・ホッパー氏。「法に直面して」主演のマーゲリット・マーシュ嬢や、今クリスティーの花形フェイ・ティンチャー嬢等も共演している。

1916年製作/アメリカ
原題:Mr. Good, The Samaritan

ストーリー

慈悲人情に厚い主人公のグッド氏は常に貧乏なる者に対して喜捨の道を忘れなかった。ある時氏の買った自動車が盗品であった為、彼は数日監禁される事になったが、獄中で泥棒のマイクと近附きになる。グードの親切なる行為は終に彼を改心せしめた。一方大泥棒のモントはグードの妻に甘く取入って娘のベッシーと結婚しようとしたが、叶わずグード氏の博愛寛大な心によって招待されたマイクの恋人サルの為に観破され、グード氏の家には大なる禍が来ないで済む。

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