白い丘

劇場公開日:

解説

19世紀の中頃、ウィスコンシン州に実際にあった、スコットランド移民の若夫婦とその子供たちをめぐる心暖まる物語を、この物語の主人公の子孫にあたる作家キャサリンおよびデール・ユンソンが小説化したものの映画化。脚本も同じ原作者2人があたり、監督はテレビ出身のアレン・レイスナーが担当した。撮影監督は「ディズニーの宇宙旅行」のウィリアム・V・スコール。音楽はマックス・スタイナー。この物語はCBSテレビのクリスマス特別番組としても放送され、好評を博した。主演は「日本での冒険」のキャメロン・ミッチェル、「剣とばら」のグリニス・ジョンズが父母に扮する他、「悪い種子」のパティ・マコーマック、「愛情物語」のレックス・トンプソン、テリー・アン・ロス、ヨランド・ホワイト等の子役陣が出演している。助演はアラン・ヘール、マーガレット・レイトン等。製作サム・ウィーセンサル。

1957年製作/アメリカ
原題:All Mine To Give
配給:RKOラジオ
劇場公開日:1958年10月29日

ストーリー

1856年、スコットランドから移民してきたロバート・ユンソン(キャメロン・ミッチェル)とマミー(グリニス・ジョンズ)の夫婦はウィスコンシン州ユーリカのたよりにしてきた叔父が、落雷で死んでいたので途方にくれた。しかしデルバード医師夫妻や村人たちに力づけられ、2人は家を作ってその村に住みつき、やがて長男ロビー(レックス・トンプソン)を生んだ。ロバートは大男トム・カレン配下の木材伐採作業員となり、最初は冷たかったアイルランド人の彼と友達になったり、筏流しをやったりボート製作修理をしたりして働いた。2番目の子ジミー、次のカークが続いて生まれ、女の子アナベラ(パティ・マコーマック)エリザベス、ジェーン等が生まれて、やがて一家は6人の子沢山になった。そして、兄妹の中でもひ弱な8歳のカークがジフテリアにかかったことから一家の不幸が始まった。カークは全快したが、父のロバートがこれに伝染して死に、その上無理がたたった母のマミーまでが、チフスになって世を去った。12歳のロビーは母の遺訓に従って、弟妹たちを、子供に親切な村の人たちにひきとってもらうことにした。クリスマスの日、長女アナベラは裕福なライター家へ、次女エリザベスは教師のスティヴン夫妻のもとへ、音楽好きの3男カークはピアノのあるカラマー家に貰われていった。次男ジミーはロビーと最後の兄弟喧嘩をしてからレイデン家にひきとられていった。威張り屋でお節介屋のプグマイヤ夫人が、末の妹ジェーンをひきとろうと押しかけてきたので、ロビーは雪の道を8マイルも離れた丘に住む、やさしいクレアリイ夫人の家を訪ね、やっとジェーンを幸福にしてくれるように頼んで、1人になったロビーは、男らしく働くために、山の材木小屋へと峠道を去っていった。

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