死の脱獄者

劇場公開日:

解説

6人の脱獄者を中心にした映画で、脚本は「追剥」などのハル・E・チェスターと監督のルイス・R・フォスター。フォスターは「南支那海」「最後の砦」などを発表している。撮影はラッセル・メッティ、音楽はリース・スティーヴンスが担当。出演者は「探偵物語」「ベーブ・ルース物語」のウィリアム・ベンディックス。「必死の逃亡者」のアーサー・ケネディ。「砂漠の鬼将軍」のルーサー・アドラー。代表的悪役のマスクを持つウィリアム・タルマン。「ジェット・パイロット」のジーン・エヴァンス。「戦場(1949)」のマーシャル・トンプソン。「俺達は天使じゃない(1955)」のグローリア・タルボット。

1964年製作/アメリカ
原題:Crashout
配給:映画配給会社
劇場公開日:1956年4月9日

ストーリー

ヴァン(ウィリアム・ベンディック)を中心とする囚人たちが大がかりな脱獄を計画して実行に移したが、たちまち看守たちの猛烈な射撃を浴びて多くがバタバタと射ち殺された。しかしこれを逃れた6人の男、ヴァン、ジョー、ピート、スワニー、モンク、ビリーの面々は兇暴な男たちで、とある山腹にある洞穴の中に逃げこんだ。ヴァンは負傷していたが、投獄される前に盗んで隠してある多額の厳禁を山分けするという約束で、6人の脱獄囚たちの親分として頭目になった。先ず彼等は近くの町から医師をおびき出し、ヴァンの傷の手当てをさせた後に殺害し、近くの民家を襲って食物と衣類を強奪し盗んだ車で逃亡する。途中州警察のパトロールと交戦してピートが斃れる。やがて、列車に乗りこむ5人の中、1番若いビリーは偶然隣合せに坐った娘と仲良くなり彼女の下車駅に着いた時、仲間の目をかすめて逃げ出すが、スワニーが背にナイフを投げて殺す。4人は民家に侵入する。この家の女主人のアリスはジョーに対して女らしい心の動揺を感じる。男たちはこの家にあるトラックに目をつけるが、タイヤが1本修理に出ている。夜になって修理の終ったタイヤを少年フレッドがとどけに来る。4人の男達はトラックに乗り込んで逃走を続けることになったが、必死のフレッドが投げつけたランプで、モンクは火だるまになって倒れる、3人はモンクをすててトラックで山中に乗込む。おりから一帯の山地は猛烈な吹雪が降り続いていた。金庫のかくし場所に近づいた時、ヴァンはスワニーに向かってジョーを殺せと命じた。だがスワニーは、反対にヴァンに向かって来たため、ヴァンはその場でスワニーを射殺する。残ったのは2人、ヴァンとジョーは問題の金庫を放り出すと、金の配分をきらったヴァンはジョーと格闘して、ジョーを殴り倒す。ヴァンはジョーを残して山を降りる。翌朝、ジョーは雪の中で正気にかえる。彼は雪の山を降り出す、だが少し下りた所で、昨夜の吹雪で凍死したヴァンを発見する。ジョーはそのまま、山を包囲している警官隊の中に下りていく。

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