シーサイドの男

劇場公開日:

解説

ジョン・メレディス・ルーカスの原作を、ジョン・マントリーが脚色、ウィリアム・コンラッドが製作・監督した、怪奇的な青春映画。撮影は「野望の系列」のサム・リーヴィット、音楽は「ミスタア・パルバー」のジョージ・ダニングが担当した。出演は「遠い喇叭」のトロイ・ドナヒュー、舞台出身の新人ジョーイ・ヒーザートンのほかに、バリー・サリヴァン、ジャネット・ノーランなど。

1965年製作/アメリカ
原題:My Blood Runs Gold
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1965年6月12日

ストーリー

実業家ジュリアン・メリディの娘ジュリー(ジョーイ・ヒーザートン)は恋人のハリーと車をとばしていた。その時、車の前に1人の青年がとびだしてきた。彼はベン・ガンサー(トロイ・ドナヒュー)と名のり、ジュリーを見るなり、“バーバラ”とつぶやいた。ジュリーはこの見知らぬ青年を家につれて帰った。叔母サラは、彼の名をきくと奇妙な話をした。バーバラというのはジュリアンの曽祖母で私生児を生み、父親の名がベン・ガンサーだったという。それからの数日は不思議なことの連続だった。ベンはジュリーに百年前の古めかしいロケットを渡し、その中にはジュリーと瓜二つの肖像画があった。またベンは彼女を洞窟にさそい、ここで愛を語りあったといった。。数日後、別荘の管理人が殺された。ベンに容疑がかかり、彼はジュリーをつれてヨットで駆け落ちした。警察からの連絡で、ベンのヨットは盗まれたものであり、持ち主は殺されたことがわかった。ヨットの中でジュリーは、昔のベン・ガンサーの日記を発見した。1874年の日記には、当時の2人の悲しい恋物語が記されていた。ジュリーはベンに発見され、一瞬激しい戦慄を覚えた。彼は精神異常者なのだ。やがてヨットは警察に発見されたため、2人は砂浜にあがった。そこへ追ってきたハリーがベンと高い塔の上で格闘した。ベンはハリーの首を絞めかかったが逆に塔から落ちていった。

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