三人姉妹(1930)

解説

ジョージ・ブルックスと「キャバレーの秘話」「クリスティナ」のマリオン・オースとが合作したストーリーからジョージ・ブルックスと「黒時計連隊」のジェームズ・マクギネスとが脚色し、「ディキシー歌舞曲」「ダニューブ河の漣」のポール・H・スローンが監督したもので撮影は「鉄骨エロ騒動」「心許すな殿方に」のL・ウィリアム・オコンネル。主なる出演者は「母ぞよく知る」「キャバレーの秘話」のルイズ・ドレッサー、「最後の一人」のケネス・マッケンナ、「最敬礼」「友愛天国」のジョイス・コンプトン、「ハッピイ・デイス」「南海の薔薇」のトム・パトリコア、アディー・マックフォールなどである。

1930年製作/アメリカ
原題:Three Sisters

ストーリー

1914年の夏、イタリー北部のある村。マルタ夫人は長女カルロッタがトニーと結婚するので、次女のエレナとその準備に大騒ぎだった。3番目の娘アントニアはローマへ歌劇の勉強に行っていたが、ウィンナへの初舞台から座主と一緒にわが家に立ち戻った。カルロッタは母親が自分の持参金のために田地をパスカルに安く手放したのに気がついたので、仲裁に入った母親がパスカルを詰問し口論のあげく、パスカルに殴りつけられたので怒りのあまりパスカルを傷つけた。彼の復讐を恐れて彼女は妹アントニアの助力でトニーと国を逃げてしまった。一方エレナは伯爵ド・アマティと恋に落ち、結婚したけれども、それはド・アマティは出征の命をうけたが、まもなく戦死してしまう。オーストリア軍の浸入。村が危険になる。エレナは産後が悪く伯爵の子をのこしてこの世を去る。母親マルタはエレナの残した孫と2人で砲火をあびるわが家を後に非難した。マルタはローマの料理店で皿洗いをしてその日その日を送っている中パスカルに発見された。パスカルはこのことをド・アマティの父公爵に告げたのでマルタはまたその孫を奪われ今は全くの1人になってしまった。一方カルロッタ夫婦はアメリカに渡って成功しパスカルを通じてマルタに送金して来た。休戦後、アメリカで出会いしたアントニアと共にカルロッタは母親を探しにローマヘ来た。母親は幸い以前の店にいた。送金した金をパスカルが横領していたのを知ってパスカルはトニーのためにひどい目に合う。母親はいまこそ愛娘にかこまれ幸福な日を送る身の上となったのである。

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