狂恋の果て

劇場公開日:

解説

「君と踊らん」のベリタ主演の1946年度のスケート・スリラーで、製作はモーリス及びフランク・キング。「他人の家」のフィリップ・ヨーダンの脚本を「ワイキキの結婚」のフランク・タトルが監督「火星探検」のカール・ストラッスが撮影を「落日の決闘」のダニエル・アンフィシアトロフが音楽を担当。ベリタの他、バリー・サリヴァン(「愛のあけぼの」)、アルバート・デッカー(「頓馬と金髪娘」)、ボニタ・グランヴィル、ユージーン・パレットらが共演。

1946年製作/アメリカ
原題:Suspense
配給:松竹洋画部
劇場公開日:1951年6月5日

ストーリー

ロスアンゼルスにやって来たジョー・モーガン(バリイ・サリヴァン)は、フランク・レオナード(アルバート・デッカ--)のスケート・リンクに勤めることになった。マネジャーのハリー(E・パレット)は彼を売子にしたが、フランクの妻ロバータ(ベリタ)がスケーターとして危険なナイフ潜りの芸をすることになった時、フランクはジョーもハリーのアシスタントに起用した。このことからやがてジョーとロバータは恋仲になり、これをかぎつけたフランクは、彼を別荘に誘って射殺しようとしたが却って雪崩のためフランクが雪の中に埋まってしまった。一方、ジョーのかつての情婦ロニーは、しばしば彼に復縁を迫ってはロバータに嫉妬していた。さて数ケ月後、ジョーはフランクがまだ生きていることを知った。ロバータは彼にフランクを殺させたが、秘密の露見をおそれた。ジョーは、ロバータまでもリンクの上で亡きものにしようとした。この時ジョーを見張りつづけていたロニーが彼を射った。今や夫と恋人を共にうしなったロバータは、ただリンク一すじに更正しようと決心したのであった。

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