俺たちに鎖はない

劇場公開日:

解説

「わかれ道(1963)」のオービル・H・ハンプトンのシナリオを、テレビ畑の新鋭アーサー・ドレイファスが監督したもので、10代の少年少女の、家出問題を扱っている。撮影は「引き裂かれたカーテン」のジョン・F・ウォレン、音楽は「フランキーandジョニー」のフレッド・カーガーが担当した。美術監督はジョージ・W・デイヴィスとメリル・パイ、編集はベン・ルイス、出演はテレビ「ボナンザ」の新人ブルック・バンディ、この映画の主題歌の作詞・作曲をしているケヴィン・コフリン、「悪い種子」の少女スターだったパティ・マコーマックほか。製作は「青空のデイト」のサム・カッツマン。

1969年製作/アメリカ
原題:The Young Runaways
配給:MGM
劇場公開日:1969年5月24日

ストーリー

シカゴは若い人たちの吹きだまりともいえる都市である。年に5万もの家出した少年少女たちが集まる。都会に憧れ、あるいは両親と口論の末。ディーニー(パティ・マコーマック)はヒステリックな母親とけんかし、シェリー(ブルック・バンディ)は家庭的な淋しさからシカゴへと家出してきた。そしてディーニーはグループ・サウンズの男と同棲し、シェリーは親切なジョアンという人に助けられ、彼女の所にやっかいになった。これら2人のほかに、ガールフレンドとのことが父に知られるのを恐れ家出したデュウィー、都会の華やかさに憧れてきたテリーなどがいる。ある日のことシェリーは秘密のクラブに連れていかれ客をとらされそうになった。何も知らなかった彼女は夢中で逃げ出した。そしてデュウィーと出会い、彼との生活を始めた。友情に結ばれ、貧しいながらも楽しい暮らしだった。だが長くは続かない。ある日のこと、彼女の行方を探すジョアンと暴力団一味に捕まり連れ去られ、さんざんな目にあわされた。数日後、若い娘の死体が発見された。駆けつけたシェリーの父親。だが死体は彼女ではなく、グループ・サウンズの男と同棲していたディーニーだった。殺人の動機は情事のもつれ。一方シェリーは暴力団一味からなんとか逃げ出し、久しぶりに父親と再会した。そして数日後、デュウィーが訪ねてきた。彼も父親と和解し学校へ戻るという。2人は再会を約して別れた……。今日もシカゴへ通じる道路では家出娘が通りがかりのオートバイに乗せてもらっている。憧れの都会に、何が待っているかも知らずに……。

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