泣くな我が妻

解説

トンプソン・ブカナン原作の舞台劇「結婚の道」The Bridal Pathをアーサー・スタッターが脚色し、近来売り出しのE・メイソン・ホッパーの監督によったもので、腕達者の新進俳優のみによって演じられた点が面白い。「鮫島の主」出演のメイ・コリンス、若手新進のリチャード・ディックス、妖婦役として異色あるマーシャ・メイノン、敵役に巧みのスチュアート・ホームズ氏、「吹けば飛ぶ男」のレイモンド・ハットン等、等、等。

1921年製作/アメリカ
原題:All's Fair in Love

ストーリー

ナタリーとヴェラとはお互いにボビー・カメロンの愛を独占しようとお互いに秘術をつくして対抗しあった。ヴェラは「ボッブよりヴェラへ」と彫刻のある腕環をボビーから貰ったが、これは単に友情から出た贈物なのである。ナタリーは形勢非なりと見て非常手段に訴え、怪我をしたように装ってボビーの腕の中へ倒れ、その結果2人は結婚することにまでなった。思い叶うてやれ嬉しやと思うも束の間、例の腕環がヴェラから穏かならぬ手紙とともに送りかえされて来た。嫉妬は愛の強さに正比例す!ナタリーは憤然夫の家を去った。我事成れリとヴェラはボビーに近づいて、得意の秘術をつくすので、かえってナタリーが面喰い、自ら進んで夫の歓心を買うことに務め、好いて好かれた仲じゃもの、ほどなくめでたい仲直りという段取りと成りしとなん。

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