愛欲と戦場

劇場公開日:

解説

「死の砂塵」のラウール・ウォルシュが1955年に監督した戦争映画。レオン・ユーリスが自身の小説を脚色している。撮影は「三つ数えろ」のシド・ヒコックス、音楽も同じく「三つ数えろ」のマックス・スタイナーである。出演者は「タンガニイカ」のヴァン・ヘフリン、「雨に濡れた欲情」のアルド・レイ、「銅の谷」のモナ・フリーマン、「カナダ平原」のナンシー・オルソン、「幌馬車隊」のジェームズ・ウィットモア、「飾窓の女」のレイモンド・マッシー、タブ・ハンター、「三つ数えろ」のドロシー・マローン、「日本人の勲章」のアン・フランシス、「死刑囚2455号」のウィリアム・キャンベル、ジョン・ラプトン、スーザン・モロウなど。

1955年製作/149分/アメリカ
原題:Battle Cry
配給:ワーナー・ブラザース映画会社
劇場公開日:1955年6月16日

ストーリー

1942年、サンジエゴの海兵隊キャンプに入隊するダニー(タブ・ハンター)は恋人キャシー(モナ・フリーマン)に別れを告げ、列車に乗った。車内にはやはり海兵隊へ行く学生出のマリオン(ジョン・ラプトン)、インディアンのライトタワー、乱暴者のジョー、恋人スーザンと別れて来たスキー(ウィリアム・キャンベル)、木樵のアンディ(アルド・レイ)などがおり、列車がサン・ディエゴに着くころ皆はすっかり意気が合うようになっていた。猛訓練ののち彼らはハクスリー大佐(ヴァン・ヘフリン)の大隊に配属され、更に訓練をへたのち一人前の軍人となった。マリオンと女給レイ(アン・フランシス)とのささやかなロマンスなどがあったあと、大隊はニュージーランドへ出征しウェリントン市に駐屯した。アンディはここで戦争未亡人のパット(ナンシー・オルソン)と恋におちた。大隊はガダルカナルに出撃、作戦終了後ニュージーランドの基地に引き揚げた。この戦闘でスキーは戦死した。パットと再会したアンディは結婚を申しこんだ。大隊はタラワ上陸作戦に参加するはずだったが作戦に間に合わず、予備軍としてハワイに回されることになった。これを潔ぎよしとしないハクスリーは師団長スナイプス将軍に懇願し、サイパン作戦に加わることになった。大隊はレッド・ビーチに配置され、日本軍の頑強な抵抗にハクスリーは戦死、アンディは足に重傷を負い、大隊は一時後退しなければならなかったが、艦砲射撃の掩護でついにサイパンを攻略した。数カ月後、アンディはパットとの間に出来た子供に再会した。ダニーは故郷ボルチモア駅頭でキャシーと相擁した。駅では新たにサンジエゴに向かう海兵の1団が列車に乗りこんでいた。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第28回 アカデミー賞(1956年)

ノミネート

作曲賞(ドラマ/コメディ) マックス・スタイナー
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