劇場公開日 2012年7月21日

「乳幼児期の子育てを思い出しました。」おおかみこどもの雨と雪 あいりさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5乳幼児期の子育てを思い出しました。

2012年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

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あいり
heso&momoさんのコメント
2012年8月13日

まったく同感です。

細田監督は伝えたい部分だけを表現するために、要らない部分は削り落としていきました。(と思っています。)

おおかみおとこなんて、とうとう死ぬまで名前すらありませんでした。免許証アップになってもわからいようにしてありましたね。細田監督にとって、名前なんて意味は無く、『誰よりも人間臭かった、家族を愛していた父親。』がいた。
ということだけを言いたかったのですよね。

なぜ雪を気にしてやらない?なんて話も聞くと、え”え”~~?と思っちゃいます。
どう考えても雨ですよね。母親だからなお更わかったのでしょうね。

heso&momo
外昼寝愛好家さんのコメント
2012年8月2日

この作品を本当の意味で理解できるターゲット層は母親だと思ったので
賛否問わずママさんはこの映画を見てどう思ったのかを知りたくて読ませていただきました。

自分では見ることのできない視点から実感のこもった文章を書かれていて素直に感心してしまいました。
僕の近所にも毎夜泣きじゃくる赤ちゃんがいるのですが、他人事だと思って「あーやってるやってる」と微笑ましく思っていましたが、お母さんからすれば大変ですよね(笑)

それと、旦那さんが死ぬシーンについて。
登場人物が突然の死を迎える作品なんて沢山あるし、その原因を具体的に描くものもあればあっさりと描かずに済ますものもあるので僕は特に気にしていなかったのですが、そのシーンでも賛否両論湧き上がってるみたいですね。

でも、あなたの描かないことが寧ろリアルだという考えは僕にとって新鮮でした。
知識は無いのでわかりませんが(学習意欲も)、死人に口なしという言葉はまさに大切な人々を失いその悲しみを実感した人によってつくられた、知ることのできないことの残酷さを込めた言葉なんでしょうね。

ママ友間は・・・な、なるほど、様々な会話をしているんですね。

>きっと嵐の後の学校で涙顔の花の顔を観て雪はすべてを悟り、抱き合って泣くんだろうなって想像しちゃいました。

僕もその雨去りし後のシーンを想像していました。
僕は、全てを悟った雪と一緒に静かに、でも清々しい顔つきで、風に髪をたなびかせながら山の方を見ているといった想像でしたけどね。
やっぱり、こういう想像を膨らませられるのがこの作品の良いところですかね。

あまり考察的でなく、感情のこもった文章を書かれていたのでコメントをしたくなりました。

外昼寝愛好家