劇場公開日 2014年6月13日

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「人の傲慢と神の裁き」ノア 約束の舟 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5人の傲慢と神の裁き

2015年5月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

旧約聖書にある天地創造の『ノアの方舟』をモチーフにした歴史スペクタクル、ムービー。公開当時,劇場鑑賞したが、あまり内容は覚えてなかったので、改めてHuluで鑑賞。

物語の概要は、神が創造した世界に生み出した人類が、神に背く行いをしたことから、怒った神が、人類を根絶やしにしようと大洪水を引き起こそうと企てる。その啓示を受けたノアが、罪なき、つがいの動物達を引き連れて、大洪水を逃れ,新たな世界を築いていくという展開に、本作も沿っている。

そこに、神の使いの岩の怪物の戦闘シーンや大洪水の荒々しく襲い掛かる水、巨大な方舟の建造やそこに乗り込む動物の群れなど、VFXを駆使し、迫力ある映像を見せている。

また、ノアの父を殺した宿敵カインとの対決や神の啓示を受けたノアの家族に対する独断的な横暴から来る確執、ノアの義娘の生まれたばかりの子供に対する冷酷な判断等、サスペンス的な要素も混じえて、作品の面白さを高めている。

ノア役のラッセル・クロウは、『グラディエーター』の頃の筋肉隆々の逞しさには欠け,体つきも丸みを帯びてきたが、その存在感は大きく、ラストの義娘の子供に迫る形相は、鬼気迫るものがあった。

また、ノアの妻役には、先日『トップガン』でトムの恋人役を演じたジェニファー・コネリーが演じ、買ってハリーポッター』のエマ・ワトソンが、少女から女性へと変容していく義娘を演じている。他にも、ノアの祖父役に、アンソニー・ホプキンスが、ノアの宿敵役には、名バイプレイヤーのレイ・ウィンストンが務めており、なかなか豪華ラインナップて、それだけでも、見応えがある。

bunmei21