劇場公開日 2012年11月1日

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「無理を通せば道理は引っ込む」リンカーン 秘密の書 伊藤 貴大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0無理を通せば道理は引っ込む

2012年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

流行のヴァンパイアもの、しかもその相手が最も有名な米国大統領だという、何とも無理なシナリオを強引に引っ張る。いかにもアメリカらしい。

内容はハリウッド映画としては標準。斧を振り回すアクションは中々面白いし、ヴァンパイアものとしての恐怖描写もほどほど。クライマックスのストーリーのひとひねりもバレバレだが及第点かな、と思う。

リンカーン=ヴァンパイアハンターというミスマッチこそがこの映画のキモだろうから、突っ込みを入れていたらキリが無い。
頭を空っぽにして観る、が正解。

ただ「ウォンテッド」の時も思ったけど、主人公リンカーンを演じるベンジャミン・ウォーカーは頼りなく見える。
他に誰かいなかったのか・・・エイドリアン・ブロディを使うよりは良かったと思って許すべきか。

結論としてはまぁまぁでした。
あえて劇場まで足を運ぶほどの映画では無い。3Dで余計お金を取られるならなおさら。DVDレンタルで十分でしょう。

ちなみに私が観に行った劇場は3Dで、しかも吹き替えでした。3Dって需要あるの?お金かかる上に観にくい。
しかも吹き替えでヒロインの声を相武紗季がやってたんだが、コレが明らかに大失敗。台詞を聞くたびにイライラした。

伊藤 貴大