劇場公開日 2012年4月20日

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「この展開、有りそうで無かった!!!!!」Black & White ブラック&ホワイト ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0この展開、有りそうで無かった!!!!!

2012年4月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

いっやー!いやいやw笑った笑ったwww
『史上最大の職権乱用』てコピーは伊達じゃないですねw

今ノリに乗ってるトム・ハーディ!若手期待の星クリス・パイン!この2人が共演のキラッキラでフレッシュなイケメンバトル映画!
このイケメン配してのガチで徹底したオフザケ展開で挑むってんだから流石ハリウッドだわ!てねw
シモネタ入れて笑かしに掛ってきてて、それが節操なくてただただ面白い!てねw

CIAなんて分かり易い要素を提示し、ノリがノリだし、リアリティ追従じゃないのはハナから分かる訳ですよ。アバンの滅茶苦茶な展開からして。
アクションコメディーの傑作『トゥルーライズ』辺りの系譜を念頭に置いてもらうと分かり易いと思うんですが、んまー荒唐無稽でアホに行かせてもらうぜ!というスタイルでありますから、安定したバカらしさアホらしさ。
一人の女を巡ってスパイ工作の限りを尽くす!て映画は自分の中では新しかったし、イケメンがアホを競い合うなんて、笑うしかないでしょ!というw

『史上最大の職権乱用』なんつー、予告宣言通りの「狙った女を落とす為に持てるスパイ技術の限りを行使させてもらうぜ!」て単刀直入にやられてしまうと、もうこっちはこのノリに身を委ねる訳ですw
そこまでやるの?の、仲間同士での下らない足の引っ張り合いに。

子供にはちょいと聞かせられない、なかなかにシモい発言のオンパレード。
こちらの笑いを徹底して誘いこむ、有り得ない展開のアクションオンパレード。
愉快で胸すくエンターテインメントをスッキリ堪能できる一本でやんした。

ただ、ここまでにライバル同士が一人の女を奪い合う筋書きに拘るなら、敢えて『敵』の存在は出す必要性なかったなー、と感じました。
蛇足になっちゃってるんですね、どうにも。そこがテンポ狂わせてるなー、という。
だからという訳じゃないんですが、敵との一戦がどうにもお行儀いいセオリーぽい感じのアクションでもあったなーと。
ま、不満というか、感じたのはそこら辺でしょうか。

いずれにしても、笑わせて頂きました!

ロロ・トマシ