「七生報國の呪縛と幕引き」11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5七生報國の呪縛と幕引き

2021年11月21日
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鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

単純

内容。三島由紀夫という作家の11.25事件の前後5年の話を分かりやすく纏めた作品。印象に残ったのは、寺島しのぶの結局三島の身体を残して、貴方に何が残ったの?という生き残りの楯の会員に向かって問いかける言葉。全体の流れが早すぎて深く物語が入ってこない。キャストの選択もしっくりこず主役級以外演技が下手すぎて笑える。しかし!くまさんの演技は人懐っこく大好きだ。やはり映像として残っている三島由紀夫が凄すぎて廉価版のまとめとしてならいい作品だと感じた。印象としては若者たちの1960年代の情熱に呪われてしまい動けなくなり作家として生きて自分で幕引きした稀有な作家で強くも弱い当時の時代性を驚きを持って感じた。全体的に分かりやすすぎた印象。

コバヤシマル